五向園のお茶は 岡山県真庭市美作落合の里山そだちです
当園のお茶は、イノシシが走り回り野生のウサギやキジの出没する、岡山県の北にある自然豊かな真庭市美作落合の里山で育てています。 品種化率90%以上の時代、当園の品種化率は20%未満で、昭和初期に種から植えて育てた古木ともいえる実生在来(みしょうざいらい)種を大事にお茶を作っています。 多肥になりがちと言われる昨今、当園では一部のみ若干の肥料を施すものの、実生在来種茶園については、夏の日照りや冬の雪にさらすなど自然に近い状態にこだわり、 農薬も使わない自然な栽培を目指しています。
一番人気の「山の番茶」をはじめとした自家栽培のオリジナル製品を多数取り揃えています。
品種化された「やぶきた種」が主流の時代に、古木といえる「実生在来(みしょうざいらい)種」のお茶を味わってみませんか?
実生在来種は今や希少種となっています
実生在来種とは、種から育てて増やしたもので、日本人が昔から味わってきたお茶です。日本にお茶が伝わった平安時代より自然交配を繰り返し、同じものはひとつとしていない、さまざまな個性を持った茶樹が混在します。
一方、やぶきた種は、実生在来種の中から優れた茶樹を選び、挿し木で増やしたもので、現在では、品種化されたやぶきた種が主流です。栽培しやすく品質に優れ、水色、味、香りもよく、生産者にも消費者にも好まれるお茶です。
そんなやぶきた種に押され生産量は減少の一途をたどり、今となっては大変希少となったお茶の原点である実生在来種を、五向園では昭和初期より種から大事に育てています。種から育つ実生在来種の茶樹の根は太く、地中深くまで伸ばすため、生命力が非常に強く樹齢が長い木になります。
当園の作付面積は稼働しているものが2町少々で、9割が実生在来種、やぶきた種が2~3反です。挿し木による苗からやぶきた種に改植しています。しかし、静岡、鹿児島などの産地ほど、土地や気候に恵まれているとはいえず、同じやぶきた種といっても、自然に耐えた素朴な味わいのお茶といえるでしょう。
実生在来種は魅力たっぷりです
茶樹本来のサイクル!
昭和初期より種から大事に育ててきました。自然交配によってできた種から苗が育ち花が咲き実がなる。茶樹本来のサイクルです。濃淡のある茶園!
やぶきた種のキレイな緑で統一された茶園に比べ、当園の茶園は個性豊かな茶樹の集まりのため、濃淡のある風景が広がります。不安定さも個性!
色、味、香りが安定したやぶきた種が主流の昨今、芽が出る時期が異なるなど品質が安定しない実生在来種ですが、それも個性です。独特の渋みが旨い!
緑色で甘みのあるお茶が普及する今、昔ながらの素朴で独特の渋みがある茶葉本来の味を好まれる方が実はたくさんいるのです。一番人気の「山の番茶」をはじめとした自家栽培のオリジナル製品を多数取り揃えています。 品種化された「やぶきた種」が主流の時代に、古木といえる「実生在来(みしょうざいらい)種」のお茶を味わってみませんか?
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